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 先の大戦が終わりを告げてから、60年の歳月が過ぎました。あの過酷を極めた戦いの中で、祖国の安泰を願い、家族を案じつつ、戦場に、或いは戦災に300万人余の方々が倒れられたことを忘れることができません。

 その中でも、万に一の生還をも期せず、航空機、舟艇、空挺および戦車等により敢然として体当たり攻撃を遂行され、尊い生命を捧げられた多くの若き方々は、その象徴的な存在と言うことができます。

 約6,000名に及ぶ特攻隊戦没者の存在は、あの悲惨な戦争を再び繰り返さないと強く願う日本民族の記憶に長く留められるべきものと考えます。

 しかしながら、今日、若い世代の中には、彼の大戦によりかくも多数の方々の生命が失われたという事実さえ知らない者が増えてきております。このような状況を踏まえ、特攻隊戦没者に対する慰霊を行うとともに、特攻隊の存在を国民に広く伝え、戦争の教訓を次代に伝承し、日本国民が強く願う恒久平和を希求して止まないものであります。

会長 山本卓眞

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